30代になったので「30代にしておきたい17のこと/本田健」を読んだ

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昔、自己啓発本に影響されすぎたこともあるので、読むのを控えていたが、30代を迎えた心境の変化もあり、本田 健さんの「30代にしておきたい17のこと」という本を読みました。

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そもそも20代でできてなかったことが多すぎた

20代のうちに培っておくべき、いやむしろ20代のうちには掴んでいるはずのものを30代でどうしていくかという前提で書かれているのだが、そもそも自分に当てはめた時、それがたくさん足りてなかった...ということに気づかされました。

なんとなくがむしゃらに目の前の事に取り組んできて、あまり自分を客観的に見直したりしてなかったのかな、とか、流されるように生きていたのかなとか、思うところは多分にあり。

その中でも、特に大事だなと思ったことは「メンター(師匠)」をできるだけ見つけていくこと。

これは今からでも遅くないが、30代とは大きな変化が沢山あり、自分に使える時間が短くなるからこそ、何かにぶつかった時に「メンター」に相談できるようにしておく。

今まさに、自分が感じている漠然とした不安に対して、求めているのは「メンター」だったのかもしれない。

なるべく人を頼ろうとしなかった、20代

今まで仕事もプライベートも、できる限り自分の中でやりきることを意識してきた。

人に頼るのがみっともないというのもあるかもしれないが、なんでも自分でやりきることが自分の力になると思っていたから。

ただ、それは逆に言えば、自分の中でやりきれる範囲の中でしか勝負できなかったのかもしれない。

誰かに相談したいとか、そうなる前に自分だけで解決しようとしてきたからこそ、逆に言えば頼ったり人に相談するのが下手なんだろうと思う。

もちろん、尊敬できる先輩や後輩、友人も多いが、頼ったり相談したりすることを意識的に自分が踏み込まなかった。

それが30代を迎えた自分にとってようやく身に染みて感じ始めている。
自分だけで解決できないモノを背負う立場になって、人に頼る、相談するのが苦手だと本当に苦労する。

人に頼られるだけでなく、人を頼れる人になる

間も無く31歳を迎える今からでも遅くはないと気づけただけで、この本を読んだ意味はあったと思う。

自身でも30代になってからのこの一年は想像以上に変化が大きく、背負うものも増えた。

この先の10年に待ち構えている未来は当然見えてないことばかりではあるが、間違いなく自分だけで解決できない問題がもっともっと出てくるはず。

その時に相談できる「メンター」を見つけると同時に、人を頼ること、ある意味では他人に甘えることを自分自身で受け入れようと思った。

今、20代の人は目の前にあることに一生懸命でいい。

ただし、「メンター」と思える存在を早く見つけよう。

人によって大なり小なりはあるが、30代になった瞬間、自分でも想像できなかったほど、環境や背負うものが変わってくる。

頼れる存在を20代のうちに沢山見つけられるかで、30代の過ごし方もきっと変わってくるだろうから。

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