xiaomi miband以来、中華ガジェットへの興味が加速していた中、ついに重い腰を上げて、スマートウォッチを購入。
xiami配下のAmazfitのスマートウォッチが評判いいので、ビジネス用途も考えてAmazfit StratosをGearbestで購入しました。
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Amazfit、地味に世界屈指のスマートウォッチメーカー
家電領域の全方位戦略に切り替えて以降、スマートフォンシェアを落としつつあったxiaomi。最近はhuawei、oppo、vivo、samsungとの熾烈なシェア争いに再び加わっている印象もあるが、どうやらmibandは超絶絶好調らしく、スマートウォッチ/アクティブトラッカーはバカ売れ。
特にmiband2は日本でも代理店販売が始まってました。
https://www.tjc-jp.com/index.html
そんなxiaomiが、huamiという子会社で展開しているのがAmazfitブランド。
何気に、本社がカルフォルニアにあるらしく、米国でも普通に流通している模様。
xiaomi譲りの低価格高コスパ路線が功を制し、世界シェアはappleに次ぐクラスらしい。wear OS陣営は、いろいろと商品展開が中途半端なところも原因だと思いますが。
その中でも特に人気なのが、Amazfit Bipという見た目がまんまapple watchのモデルですが、45日連続利用可能なバッテリー、価格が100ドル以下(5~6,000円くらい)ということで売れに売れている模様。
wear OSのカスタムOSということもあって、魔改造されまくったり、ギークのおもちゃとしての地位も獲得。フォーラムも盛り上がっている模様。
こちらも日本での代理店輸入が始まっております。
そんなAmazfitが2017年に発売した、「ワンランク上のスマートウォッチ」ことAmazfit Paceをベースに主に見た目を「更にワンランク上」に仕立てあげたのがAmazfit Stratos
良い点は、単純に見た目とコスパ
見た目は、カーボン調のボディとセラミックリムをあしらって、おもちゃ感を払拭。普通にスーツに合わせても違和感ない仕上がり感。
盤面もカスタムできるので、気分やシチュエーションに合わせて変更も可能。
そして、やはり驚くべきは、中華系通販サイトで購入すると、2万円を軽く切ってくる価格。
miband譲りのアクティブトラッキング機能はもとより、連続仕様5日間、4GB ROM内蔵、単独での音楽再生、スマホとの通知などなど、スマートウォッチとしてよく使われる機能は一通り搭載しており、通常利用における不満はまったくなし。spotifyの制御もできるし、OSは英語だけど、SNSの通知などは日本語で表示される。
意外にバンドも安く出回っているので、着せ替えの楽しみもきちんとある。
2万円以下で、つけてて恥ずかしくないレベルのスマートウォッチとしては、文句なしの仕上がりだろう。
残念な点は・・・結構ある
だが、やはり値段相応というか、残念なところも結構たくさんあります。
1.よくペアリングが外れる
基本的にスマホとペアリングする前提になっているのですが、スマホ側が何かしらの原因でbluetooth接続が切れると、再接続をイチイチ手動でやらないといけない。
これが結構めんどうくさくて、思った以上に知らない間にペアリングが外れる。
電話の着信などの通知がこなくて、電話取り逃がすとかもよくある。
2.画面が見辛い
Apple watchあたりは、OLEDを採用しているので、コントラスト高くパキっとした視認性が担保できている印象だが、Amazfit Stratosは反射式液晶にバックライトを組み合わせており、屋外晴天時などは見やすいものの、室内暗所などではバックライトを点灯させなければいけなく、そのバックライトが昔ながらの白っぽいライトなので、色味が全体的にぼやける。これが本当に残念。もう5,000円値上がりしてもいいのでOLEDにしてほしかった・・・(5,000円でOLEDにできるのか知りませんが)
3.たいしたアプリがない&アプリが追加できない
一応プリセットで、電卓やらコンパスやら音楽再生やらはあるが、正直そんなによく使うアプリはない。wear OSベースなので、やろうと思えばwear OSアプリや何だったらAndroidアプリも入れれるんだろうけど、そもそもアプリを追加していく発想がAmazfitにはなさそう。
恐らくではあるが、世の中のスマートウォッチが実はそんなに多機能を求められてないんじゃないかな?っていう気がしている。あんな小さな画面でマップ見ても醜いし、メール打つのもやりにくいし、腕時計に向かって電話するのもダサいし。だからこそ、あえて拡張性をなくした上で、最低限の機能に絞り込んで値段を抑えたっていう気もしている。逆にアクティブトラッカーやヘルスケア系の機能についてはmiband譲りの高機能なので、スマートウォッチというよりアクティブトラッカーに時計機能を付けたような感じでもある。
あと、felicaはおろかNFCもついていないが、個人的にスマートウォッチで非接触決済するのどうよ?って思う。盤面すぐ傷つきそう。
4.着信通知はあるが、受話ができない
これが何気に一番残念。せっかく着信通知があってもAmazfit Stratos上で操作できるのは、なぜか「通話拒否」と「通話保留」
受話ボタン付けてくれれば、bluetoothイヤホンと組み合わせてスマホを取り出さなくても電話にでることができたのに・・・残念。
残念な点もたくさんあるが、スマートウォッチに何を求めているのか?
いい点よりも残念な点のほうが、目立ってしまう感じではあるが、そもそもスマートウォッチに何を求めるのか?という点に立ち返ったときに、実はそんなに多機能を求める必要はないんじゃないかな?っていうのが、Amazfit Stratosを使い始めて考えたことである。
元々、mibandでアクティブトラッカーの便利さを知っていたものの、腕にいくつもバンドをはめるのが嫌で、Stratosを購入したのだが、アクティブトラッカーの機能とスマホの通知と制御ができれば十分ではないだろうか?
「ケータイ持たずにランニングで音楽聞きたい」っていう人は別かもしれないが、今しspotifyのようなサブスクサービスで音楽聞くならスマホで聞くのは普通だし、本当にそこまでやるならSIM付きのスマートウォッチ買えばいいと思いますが、果たして本当にスタンドアローンで通信する必要ってあるんだろうか?とも。小さいジムなら、スマホをロッカーに入れておいてもBluetoothは通信できると思うので、制御をスマートウォッチでやればいい気がする。
盤面の見やすいさとか、デバイスのUI/UX的な部分については改善の余地がたくさんあるが、機能としては多くを求める必要はないのであれば、身に着けて恥ずかしくないレベルの多機能時計を2万以下で購入するのは大いにアリだと思う。そういう意味でのAmazfit Stratosは優秀。
電池の持ちも、毎日充電しないとやってられないApple watchよりも、数日忘れてもある程度動いてくれることも大きなポイント。
アクティブトラッカーとしての性能は高機能だが、睡眠トラッカーだけは、デバイス自体が大きいので腕に付けたまま寝るのはちょっとシンドイ。本気で睡眠捕捉するなら寝るときだけmibandに付け替えるのも方法の一つ(ちょっとめんどくさいけど)
ただ、せっかくなので、着信受話だけは制御できるようにしてほしい、本気で。