かれこれ10年以上mac使ってitunesとはお友達以上の関係だったが、昨今のハイレゾ化にいっこうに乗ってこないこともあってハイレゾ音源再生用もかねてVOXというアプリを使ってみたのだが、こいつがすこぶる調子良い。
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まず、なによりも動作が軽い
itunes自体もそんなに極端に重たい印象はないものの、外付けHDDのライブラリから読み込んでいるからなのか、再生時に若干のタイムラグあり。
VOXは単体でライブラリ機能を持ちつつitunesのライブラリを共用できるので、itunesライブラリをそのまま使っているのですが、なぜか読み込みが早い。
アプリ自体の動作もすこぶる快適。
そして、音質もいい
この前買ったアジカンの「ソルファ」ハイレゾ音源の再生については、VLCよりも俄然音が良かったのだが、そもそも16ビット/44.1KHzとかでリッピングした音源でもitunesと比べて俄然音がいい。
そもそも使っているオーディオインターフェイスが古いTEACのものなのでそこまで音がいいものではないが、それでも如実に音の違いが出てびっくり。
「itunesは音悪い」って昔から言われてたけど、それなりに使い勝手のいいmac用プレイヤーがなかったので他に手を出してなかったものの、他のプレイヤーで聞くとこんなに違いが出るのかと思ったくらい。。。
てか、itunes音悪いんだね、ほんと。
クラウド用ライブラリLOOPは強力、だけども
VOXの最大の特徴として、LOOPというローカルライブラリをクラウドに無制限にアップロードして他のクライアントアプリからも再生できるクラウドライブラリ機能があります。
itunesとかGoogle playミュージックなんかでも同じような機能ありますが、こちらはなんと非圧縮音源だろうとハイレゾだろうとそのままの音質でアップロードできるし、ファイル形式の制約がほとんどない。
リビングオーディオと自室PCのライブラリをネットワークで共有するために普段はGoogle playミュージック使ってますが、なぜかAIFFがダメだったりALACとかに変換しても全部320kbpsのmp3に変換されるなど音質が損なわれる欠点があり(とはいえ、クライアント側の古いエクスペリアとBluetoothで接続してたりする時点でそもそも音質もクソもない使い方ですが)
その点、LOOPは非圧縮で行けるので音質自体は担保できるけど、そもそも有料(月1,000円程度)なのと、クライアントアプリ側で使うってことはモバイルとかで自室以外の環境で聞くのに、WAVなりFLACやALACなんかのデータ量の大きい音源をストリーミングで聞く場面はあるのだろうか。
アホみたいに高いポタアンとかDACと高性能のヘッドホン持ち歩いていたり、自室以外の作業場に相当いいオーディオがあるのであればやる価値はあるかもですが。
ただ、なんにせよmacで使うミュージックプレイヤーとしては優秀
itunes一択みたいな状況から使い勝手がよく音質もそれなりにいいミュージックプレイヤーが出てきたのは朗報。
ていうか、itunesが今時FLAC対応してなかったり、音質がクソだったり、いろいろ胡座かいているような状況だったのが一番の原因かもですが、さんざんハイレゾブーム(これも本当にどこまで浸透するか疑問はあるものの)が来ているのに対応する気配もないのはいかがかと。
UIも最初は戸惑う(というかitunesに慣れすぎているから)けど、基本的にシンプルなので、macユーザーであれば試しに使ってみる価値はありますね。
あとは、Androidにも対応してくれたらなあ。