製品発表ないとの噂は聞いてたけど、やっぱり何もなかった今年のWWDC。
watchOS3.0、ios10にOSXのmacOS sierraとOSのアップデート情報のみ。
しかも、これといって感動するような機能もなく、今実装されている機能強化(3Dtouchの高機能化、macOSへのsiri実装など)ばかり。
堅実な進化といえばそうなのですが、日進月歩どころか分進日歩のデジタル業界において、そこまでインパクトあるわけでもなく...
時価総額もAlphabet(Google)と1、2位を争うグローバル企業となり、ひとえに「大企業」になってしまったってことで片付けられるのでしょうか。
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One more thingsはいずこへ
ジョブス時代のWWDCなどではKeynoteで大方の企業戦略やサービスを発表した後に、決め台詞として"One more things...”といいながら新しいプロダクトを発表するのがお決まりでした。
ある意味、歌舞伎みたいな感じで「ヨッ!待ってました!」的な空気とともに、どエライアイテムを出してくるわけです。
ジョブスが亡くなったとき、向こう5年分は彼の頭にあるアイデアやプロダクトが残っているとのことでしたが、今年がちょうどその5年。
ジョブスが亡くなって以降で出てきたサービスやプロダクトで代表的なのでいくと「Apple Music」「ipad mini」「ipad Air」「ipad pro」「Apple watch」
iphoneなんかは5以降画面サイズ大きなものや指紋認証が実装。
「siri」は革命的だったと思うけど、ギリギリジョブスが生きてたときに発表されてる。
「Apple music」についてもNetflixとか「サブスクリプション型配信」が話題になり始めたころにやってきた印象あるし、「ipad」の小型化や薄型化も競争相手が多くなってきた中で対抗して出してきた印象あるし、「ipad pro」は「Surface」意識してるし、「Apple watch」も盛り上がりつつあったスマートウォッチ市場に殴り込みにかかった感じ。
iphoneのサイズ拡大も完全に他社スマホの大型化に飲まれた印象ある。
"One more things...”って言葉とともに、市場を創造するくらいの破壊力あるサービスとプロダクトを発表してきてたのだが、なんとなくここ数年は既存市場を完全に意識しているとしか思えない。
最近のApple製品高い
5、6年くらい前ってApple製品は比較的安価で高性能ってイメージあったのだけど、なんで今ってあんなに高いのだ。
iphoneとか今めちゃくちゃ高いけど、スペック的にトップクラスかといえばそんなこともないし、macにしても円安がそうとう効いていたのもあるが、正直高い。
mac bookもiphoneみたいに多色展開とか始めたし、USB type-cに割り切って薄型化したのはわかるけど、果たして誰を対象に作ったのかよくわからない価格設定。
かといってipad proっていうのもデバイスとして中途半端すぎて、あれも誰を対象にしているのかよくわからない。
タブレット+PCの中途半端さは仕事でSurface pro3を使っているからよくわかる。
所詮、PCに求めることはタブレットに求めちゃダメだし、逆も然り。
素直にmac book airの11インチと6インチクラスのスマホ(iphone6S plusとか)持ってたほうが幸せな気がする。
とはいえ、iphone6S plusにいたってはmac book air 11インチと値段変わらないというかむしろ高いので、もはや何がなんだか。
持ち歩くのにmac book air11インチの重さって全然気にならないしね。
解像度低いのがネックだけど、そう考えると結局PCもスマホもタブレットも「ディスプレイ」の値段が高いってことに気づくのである。
よっぽど高精細な画像とか映像扱う人(フォトグラファーや映像編集など)は編集もやると考えるとmac book pro retina使うだろうから、そもそも「いいディスプレイ」って必要なのかすら怪しい。
一般的に動画を見るのに42インチ以上のテレビでないとHDとフルHDの画質の違いなんて体感できないって言われているのに、10インチ程度のモニターでyoutube映像見るのに4KどころかフルHDだって不必要。拡大して見るんだったら話は別ですけが。
となってくると、いったい誰に向けたプロダクトを作っているのか、よくわからない上に高いのが最近のAppleのプロダクトの印象。
スマホとしてのiphoneとはおさらば(プライベート用)したけど、とはいえmacは使い続けたい
自分の用途を突き詰めていった結果、iphoneを使う理由がなくなったので安いAndroidスマホに変えてみましたが、全くもって不都合ない。
本当に使う機能だけを突き詰めた究極のミニマリズムがAppleのプロダクトの特徴だったのに、結局自分の用途に照らし合わせたときにiphoneが要らないとなったのは中々考えさせるところはありますね...
とはいえ、今更PCをwindowsに戻すのは嫌。
セキュリティとかOSの堅牢性とか使い勝手とかは、やっぱりOSX(これからはmacOS)ってよくできてます。
今使っているimacとmac book airはそれぞれ4年くらい使っていてまったく不満も故障もないので壊れるまで使い続けようと思ってますが、もし壊れてしまったときに自分にとって必要十分なmacがなかったらどうしようという不安はあります。
今のところデスクトップはもうこれ以上買い換えるつもりはないので、願わくばmac book airと同価格帯のmacをこれからも残しておいて欲しい...
現行mac bookみたいなPCしかなかったら、そのときは本当にmacを使うことを辞めるかも...
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