超新興スマホメーカー中国のverneeから発売されたThorを使い始めて2週間近く。
Android自体もまだ慣れきってはないものの、2週間程度使ってみて気付いたことをメモしていきます。
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カメラ関連がちょっと...
想像はしていたのですが、カメラ関連がやっぱり圧倒的に弱いですね。
特に屋内や暗がりで顕著。
iphone6
vernee Thor
iphone6が800万画素に対して、vernee Thorは1,300万画素なんですが、この違い。
プロファイルだけみると、F値もvernee Thorのほうが低いのですが、なぜか露出が低い。
同じ環境、同じ対象で露出決めているのですが、プログラム側があまり賢くないのか、どうしても暗く写ってしまう上、ホワイトバランスもなんか変。
おまけにノイズも結構ヒドイ。撮影素子センサーの性能の差だと思いますが。
ちなみに屋外だとこんな感じ(若干撮影位置違いますが向きは同じ)
iphone6
vernee Thor
いずれもHDRモードで撮影してみましたが、vernee Thorはかなり味付けが濃いというか、ホワイトバランスが変。
その分、描画のシャープさはvernee Thorに分があり。
こうやって見比べると、iphoneのカメラってナチュラルに撮れるんだなって思う。
使い方がよくわかってないのもありますが、vernee Thorはフォーカスや露出のロックができないので、思い通りの写真を撮ろうとするのがかなり難しい。
撮影シーンモードやホワイトバランス、コントラストや彩度なんかをvernee Thorでは設定できるのでうまく使いこなせれば綺麗に撮れるのかもしれませんが、サッと出してパッと撮る手軽さは、やはりiphoneが優れてるなって思いました。
写真や動画の保存先を変更する方法がない
またしても写真関連ですが、vernee Thorは内部ストレージが16GBしかなく、ちょっと写真や動画を撮ると結構すぐにストレージが埋まってしまいそうな感じ。
とはいえ SDカードスロットがあるので、ストレージ自体の問題はクリアできるのですが、撮影した写真や動画の保存先を変えるオプションがデフォルトのアプリにはないため、イチイチSDカードに移動させる必要があります。
Android6.0の機能で「SDカードを内部ストレージ的に使う」こともできますが、その場合はアプリデータもSDカードに入ってしまうので、一度SDカードを入れて内部ストレージ化してしまうと、アプリデータなどもSDカードに入ってしまうため迂闊にSDカードを抜くことでアプリが動かなくなるなどのリスクがあるのでそれもできず...
「デフォルト書き込みディスク」をSDカードに変更することはできるので、とりあえずそちらにしてみてますが、何でもかんでもSDカードに入ってしまうのもどうかと思いますが、ひとまず様子見。
個人的に写真や動画などの使っていたら増えてしまうデータだけをSDカードに逃がしたいと思っているので、別途カメラアプリ導入するなども考えてますが、スマホで写真撮るときって、ロック画面から一発で起動できるのが便利なので、ついデフォルトアプリを使ってしまうんですよね。
まあ、上記の通りカメラ機能自体はあまり期待はできないし、Googleフォトでバックアップ取ってるので、定期的に写真消すなり、割り切って使うしかなさそう。
指紋認証の精度
vernee Thorの指紋認証自体の反応が良すぎるのはいいんですが、あまりにも良すぎてちょっと触れただけで反応するので、結構認証してくれないことが多い。
しかし、これは指紋の登録自体を同じ指で複数登録すれば認証の確率が上がるので、それでクリアできました。
iphoneや他の指紋認証搭載のスマホでも有効だと思うので、指紋認証がうまくいかない方は、一度試してみてください。
フリックが微妙に反応よくない
iphoneのタッチの追従性はやっぱ優秀だなって思いますね。
これはAndroidあるあるなのかもしれませんが、vernee Thorもiphoneと比べるとやはりフリックの精度があまりよくないです。
というのと、片手で持つと結構高確率で親指の付け根が画面の端に触れて誤タッチを招きやすいです。
片手操作でいくとこのサイズ以上になってくるとそういう弊害が生まれやすいのかしら?と自分の手の大きさとサイズの問題ってことにしてます。
5インチ以上のスマホは流石に大きすぎて使いたくないって思っているので、許容範囲ってことで納得してます。
カメラ以外は慣れもあるだろうけど、別に困ることは何もない。
カメラについては期待もしてなかったものの、思った以上に使い勝手がよくなかったのはマイナスポイントではあるものの、タッチ精度の件なんかはアップデートとかで向上しそうな気もするし、Android独特の操作性は慣れの問題もあるだろうってことも踏まえると、自分の用途としてはvernee Thorで完全に事足っている。
ゴリゴリアプリ入れまくったり、ゲームガンガンやったりするのは向いてないと思うけど、ブラウジングやらメール、evernote、feedly、その他SNSクライアント使う程度であれば、必要十分。
あと、やっぱり無駄なアプリやウィジェット入ってない上にメモリが3GBもあるので、むちゃくちゃサクサク動くのが素晴らしい。
Androidだとバックグラウンドのアプリ制御やらでメモリやCPU、データ通信のリソースを節約できるし、電池の減りも悪くない。
急速充電対応といいつつ、実際のところそんなに急速充電されてないってこともあるけれど、この2週間で日中に電池切れになりそうなことってなかったので、寝る前充電で問題なし。
欲を言えば、アレもコレもってなるけれど、2万円切る価格としては必要最低限以上の性能が担保されていると思うし、値段考えたら文句つけるほうが野暮ってもの。
やはりスマホに高い金掛けても結局2年もすれば陳腐なものになるし、とにかく買い替えを迫られるようなモノに高い金をかけるのもバカバカしいと改めて思うし、誰にでも勧められるものではないけれど、「多くを求めない」ことに特化して割り切れれば、vernee Thorのようなある意味究極のシンプルスマホは、選択肢としてもっと増えていくべきだと思いますね。
そういえばvernee純正のケースがAmazonで出回り始めて、ちょっと気になっている。
フリップカバーがマグネットで止まるタイプじゃないのが微妙ですが、今はこれくらいしか選択肢がないからなあ...
素のデザイン気に入ってるからカバーなしでもいいけど、落下破損は怖い(修理どうすりゃいいかわからんから)